CRUDとは?システムの基本操作を理解する
情報の記録や管理を行うあらゆる仕組みにおいて、基本となる4つの操作があります。これをまとめてCRUDと呼びます。これは「作る(Create)」「読む(Read)」「書き換える(Update)」「消す(Delete)」のそれぞれの動作の頭文字を繋げた言葉です。
まず「作る」は、新しく情報を加える操作です。例えば、買い物リストに新しい品物を書き加える、住所録に新しい連絡先を登録する、といった操作がこれにあたります。システムによっては「追加」と呼ばれることもあります。
次に「読む」は、記録されている情報を見る操作です。買い物リストで買う品物を確認する、住所録で特定の人の連絡先を探す、といった操作が該当します。「検索」や「表示」といった言葉で表現されることもあります。
そして「書き換える」は、既に存在する情報を変更する操作です。買い物リストで品物の数量を変更する、住所録で住所や電話番号を更新する、といった操作がこれにあたります。「修正」と呼ばれることもあります。
最後に「消す」は、記録されている情報を削除する操作です。買い物リストから不要になった品物を消す、住所録から不要になった連絡先を削除する、といった操作が該当します。システムによっては「除去」という言葉を使うこともあります。
小さな手帳への記録から、巨大な情報管理システムまで、ほぼ全てのシステムでCRUDの考え方が使われています。扱う情報の種類やシステムの大きさに関係なく、情報を適切に管理するために、CRUDはなくてはならない重要な考え方と言えるでしょう。