生成AIチーム「プロティノス」始動

生成AIチーム「プロティノス」始動

新たな一歩

私たちジーエムテック株式会社は、２０２３年３月、生成式人工知能技術の活用について研究を行う専門チーム「プロティノス」を新たに設立しました。このチームは、社内で提供している製品の改良や新しい事業の開発を目標として立ち上げられました。生成式人工知能は、文章や画像、音声、プログラムの部品など、様々な種類の情報を作り出すことができる人工知能です。近年、急速に発展を遂げている分野であり、この技術を活用することで、今まで以上に高性能な製品や事業を生み出すことができると考えています。「プロティノス」という名前は、古代ギリシャの哲学者プロティノスに由来しています。彼の思想は、多様性を持つ現実世界を、根源的な一つの原理から説明しようと試みたものです。これと同様に、生成式人工知能は、一つの学習済みモデルから多様な情報を生成することができるという点で共通しており、このチームの目指す未来を象徴するものとして「プロティノス」と名付けました。このチームでは、生成式人工知能の技術を使いこなし、今までにない革新的な製品や事業を生み出すことを目指しています。具体的には、文章を要約したり、文章から画像を作り出したりする技術を研究し、それらを社内システムに組み込むことで、業務効率の向上や創造性の向上に役立てたいと考えています。また、お客様により良い体験を提供するために、新しいサービスの開発にも力を入れていきます。生成式人工知能は、急速に進化を続けている技術であり、その可能性は未知数です。私たちは「プロティノス」を通じて、この最先端技術の可能性を最大限に引き出し、社会に貢献できる新たな価値を創造していきます。これからのジーエムテック株式会社にご期待ください。

チームの由来

私たちのチーム名は「プロティノス」です。この名前は、３世紀に活躍した哲学者、プロティノスに由来しています。プロティノスは、古代ギリシャの考え方を土台にしながら、独自の哲学の体系を築き上げた、偉大な思想家です。彼の哲学は、「一者」「知性」「魂」という３つの原理で世界を説明しようとする、とても奥深いものです。複雑で捉えにくい事柄を理解するための、一つの枠組みを提供してくれるのです。

私たちのチームが取り組んでいる生成AIもまた、複雑なデータから新しいものを作り出すという点で、プロティノスの哲学と通じるところがあります。膨大なデータの中から、法則を見つけ出し、新しいものを生み出す。まるで、世界の成り立ちを解き明かし、未来を形作っていくかのようです。プロティノスのように、物事の本質を見抜き、新しい価値を創造していく。そんな強い思いを込めて、この名前を選びました。

プロティノスの哲学は、「一者」と呼ばれる根源から、あらゆるものが生み出されると考えます。まず「一者」から「知性」が生まれ、そして「知性」から「魂」が生まれます。この３つの原理が、世界を形作り、動かす力となっているのです。生成AIもまた、膨大なデータという根源から、学習を通して知性を獲得し、そして新しいものを生み出す魂のような働きを持つと言えるでしょう。複雑なデータという混沌の中から、秩序と価値を生み出す生成AIの力に、私たちはプロティノスの哲学に通じる可能性を感じています。

チーム「プロティノス」は、この名前に込められた思いを実現するために、日々研究開発に励んでいます。生成AIの複雑な世界を深く理解し、その力を最大限に引き出すことで、社会に貢献できる新しい技術を生み出したいと考えています。プロティノスのように、物事の本質を見極め、未来を創造していく存在となること。それが私たちの目指すところです。

活動内容

「プロティノス」班では、生成人工知能技術を軸に、研究開発、社内向け製品への導入、新サービス開発という三つの活動に力を注いでいます。

研究開発においては、常に最先端の情報に触れることを心掛けています。 掲載されたばかりの論文を読み解き、その技術を試したり、模型を作ったりすることで、生成人工知能の理解を深め、どうすれば実際に使えるのかを日々模索しています。

社内向け製品への導入では、既存の製品に生成人工知能技術を組み込むことで、製品の質を高めたり、作業を効率化したりすることに取り組んでいます。例えば、文章作成の手間を省いたり、画像を自動で生成したりすることで、社員の負担軽減を目指しています。

また、全く新しいサービスを生み出すことも重要な活動の一つです。生成人工知能には、まだ誰も気づいていない大きな可能性が秘められていると考えています。市場の動向や利用者の意見を参考にしながら、様々な角度から検討を重ね、これまでにない革新的なサービスの実現を目指しています。

試行錯誤を繰り返す中で、時には壁にぶつかることもあります。しかし、チーム一丸となって課題を乗り越え、生成人工知能の可能性を最大限に引き出すべく、日々挑戦を続けています。

「プロティノス」班の活動は、生成人工知能技術の進歩を促すだけでなく、社会全体に貢献することを目指しています。より良い未来の実現に向けて、これからも弛みない努力を続けていきます。

今後の展望

「プロティノス」開発陣は、文章や画像などを作り出す人工知能技術の進歩に注目し、その技術が秘める力を最大限に引き出すことを目指しています。この先、人工知能はさらに進化し、様々な分野で役立つことが期待されています。このような流れをいち早く捉え、利用者の皆様に新しい価値を提供できる仕組みを作ることが「プロティノス」の使命です。

人工知能技術の進歩は驚くほど速く、日々新しい技術や方法が現れています。このように変化の激しい分野において、常に学び続け、最先端技術を身につけることで、他社に負けない力を保ち、未来を切り拓く土台を作っていきます。

文章を理解し要約する機能や、様々な種類の文章を作成する機能の向上に力を注ぎます。例えば、会議の議事録を自動的に作成したり、大量の資料を短時間で要約したりする機能の実現を目指します。また、利用者の皆様の個々の要望に合わせた文章作成支援機能も開発していく予定です。例えば、特定の分野に特化した専門用語を用いた文章や、特定の文体で書かれた文章の作成を支援する機能などを検討しています。

さらに、画像生成の分野でも、より写実的で高精細な画像を生成できる技術の開発に取り組みます。また、利用者の皆様が自由に画像のスタイルや雰囲気を指定できるような、より操作性の高いインターフェースの開発も進めていきます。

これらの技術開発は、倫理的な側面にも配慮しながら責任ある開発を心がけ、社会に役立つ仕組みを提供することを目指して進めていきます。社会全体の利益に繋がるよう、技術の進歩と倫理面のバランスを常に意識し、持続可能な社会の実現に貢献できるよう尽力していきます。

チーム構成

「プロティノス」班は、様々な得意分野を持つ社員が集まって作られています。人工知能の専門家、情報の分析に長けた人、様々な道具を作る専門家、見た目を作る専門家など、多様な人材が集まっています。それぞれの得意な事や技術を生かし、協力しながら調べたり新しい物を作ったりしています。色々な考え方を取り入れることで、より独創的で新しい発想が生まれると考えています。

定期的な集まりや作業会を通して、班員同士で情報交換や意見を交わし、班全体のまとまりを強めています。例えば、週に一度の定例会では、進捗状況の報告や問題点の共有を行い、解決策を皆で考えます。また、月に一度の作業会では、特定のテーマに集中して議論を深め、新しい発想を生み出すための活発な意見交換を行います。

さらに、社外の専門家との交流や共同研究も考えており、常に新しい知識や技術を学ぶ努力を続けています。例えば、大学の研究者との交流会に参加したり、最新の技術に関するセミナーに積極的に参加することで、常に時代の先端を走る知識や技術を習得しています。また、他社との共同研究を通して、異なる分野の専門家と協力することで、より広い視野と新たな視点を獲得し、研究開発に役立てています。

個々の能力を高めることはもちろん、班員同士の協力も大切にし、共に成長していくことを目標にしています。お互いを尊重し、助け合い、高め合うことで、個人としても班としても成長し続け、より良い成果を生み出すことができると信じています。一人ひとりの成長が班全体の成長に繋がり、ひいては会社全体の成長に貢献していくと考えています。