システム連携

記事数:(2)

WEBサービス

つながるアプリ:オープンAPI入門

異なる機器同士がやり取りをするための仕組み、それが公開された手順書のようなもの、オープンエーピーアイです。この仕組みは、まるで料理人が作った料理を給仕係がお客様に運ぶかのようです。料理人はデータを提供する側、給仕係はオープンエーピーアイ、そしてお客様はデータを受け取る側となります。 このオープンエーピーアイを使うことで、様々な利点が生じます。まず、開発者は他の機器の機能を自分の機器に取り込むことができるため、新しいサービスを簡単に作ったり、使い勝手を良くしたりできます。例えば、地図を見る機能を旅行の計画を立てる機器に取り込めば、利用者は目的地までの行き方を簡単に調べることができます。このように、オープンエーピーアイは開発の手間を減らし、より便利な体験を提供する上で大切な役割を担っています。 また、オープンエーピーアイは、異なる会社が作ったサービス同士を繋げることで、新しい事業の機会を生み出すことにも役立ちます。例えば、買い物のサイトで支払う機能を別の機器に取り込めば、利用者は滞りなく買い物ができ、会社は販売の機会を増やすことができます。 オープンエーピーアイには大きく分けて二つの種類があります。一つは社内向けに作られたもので、もう一つは広く一般に公開されたものです。社内向けは、会社の内部でのみ使われるもので、情報の共有や業務の効率化を図るために利用されます。一方、一般公開されたものは誰もが利用できるもので、様々な機器やサービスで広く使われています。この仕組みにより、新しい技術やサービスが次々と生み出され、私たちの生活はより豊かで便利なものになっています。オープンエーピーアイは、まさに現代の情報化社会を支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。
WEBサービス

API連携で広がる世界

異なる仕組みを持つ情報処理の仕掛け同士を繋げる方法の一つに、機能の共有があります。これは、まるで料理店の厨房と客席の連携を思い起こさせます。厨房で腕を振るって作られた料理は、ホール係の手によってお客様のもとへ届けられます。 情報処理の仕掛けにおいても、これと同じような役割を担うのが「機能連携」と呼ばれるものです。「機能連携」は、異なる情報処理の仕掛けの間で、必要な情報や機能をやり取りする仲立ちをします。 例えば、ある情報処理の仕掛けが得意とする機能を、別の情報処理の仕掛けが利用したい場合、この「機能連携」を通して実現できます。これにより、それぞれの情報処理の仕掛けが持つ得意な部分を組み合わせ、より高度な仕事を行うことが可能になります。 具体例として、地図情報を取り扱う仕掛けと、電車やバスの乗り換え案内を行う仕掛けの連携が挙げられます。乗り換え案内によって算出された最適な経路を、地図情報上に分かりやすく表示することで、利用者は目的地までの道筋を一目で把握することができます。また、通販サイトで買い物をした際に、配送状況を確認できるのも、通販サイトの仕掛けと配送会社の仕掛けが「機能連携」しているおかげです。 このように、「機能連携」は、異なる情報処理の仕掛けを繋ぎ合わせ、それぞれの機能を補完したり、拡張したりすることで、より便利な利用環境を生み出します。複数の情報処理の仕掛けがまるで一つの仕掛けのように、スムーズに連携して動作することで、利用者は多くの恩恵を受けることができます。この「機能連携」は、異なる情報処理の仕掛け同士を繋げるための重要な仕組みであり、今後の情報技術の発展にも大きく貢献していくと考えられます。