「製パン王キム・タック」過酷な状況でも諦めてはいけない心を学べる

コソン食品の会長の妻であるインスクは、男の子を産む事が出来ず、いつも姑から冷遇されていた。
そして、使用人のミスンが会長と関係を持ち妊娠。
激怒したインスクは、自らも秘書と関係を持ち男の子を出産する。
ミスンはこのままでは自分達の身が危険だと判断して、身を隠す事にした。
そして誕生したタックは、小学生の時に出生の秘密を知りコソン家へと引き取られる。
だが、ミスンは何者かに拉致されてしまった。
12年後。タックは母を探し歩き、やがてパルボンのパン屋へとたどり着く。
そして、そこに現れたのはインスクの息子であるマジュン。
2人は同じ場所でパンの修行に励み合うようになる。

このドラマで、もちろん注目なのはタックの人柄です。
あれだけ過酷な幼少期を送ったら、普通はもっとグレてしまうと思うんですよ。
それなのに、タックはそんな事もなく、まっすぐに育つんです。
まるで太陽のように明るい笑顔がとても印象的なドラマでした。
パルボンの指導の元、タックは一心不乱にパン作りに励みます。
でも、ずっと気になっていたのが母であるミスンの存在です。
そのミスンとまさに14年ぶりの再会を果たしたタックは、とても幸せそうでした。
タックが、ミスンと再会するシーンは涙なしでは見られませんでした。
でも、私はもう一人の主人公ともいえるマジュンの事も気になっていました。
確かに、彼は道を間違ったのかもしれません。
タックへのライバル心からパン職人としての大切な何かを忘れてしまったのかもしれません。
そして、タックはそんなマジュンをほっときはしませんでした。
結婚後、マジュンは夜遊びが派手になりどんどん自堕落になっていきます。
そんなマジュンをタックは本気で怒るのです。
そして、マジュンがやっと新しく歩き出そうとするシーンは、とても良かったです。
どんなに間違えた道をたどろうとも、
再び正しい道へと戻れるんだという事を教えてくれました。
そして、物語を更に盛り上げたのが作中のパンです。
どれもこれも本当に美味しそうで、見ているとお腹がすいてしまうんですよね。
パルボン先生がタックに言い残してくれた、「この世で一番幸せなパン」というのが何となくわかる気がしました。
「一番美味しいパン」とは少し違うように感じます。
このドラマの見所は、親子の愛やライバルとの絆も、もちろんなのですが、どんな過酷な状況でも諦めてはいけないんだという事だと思います。
今度は恋する泥棒を視聴します!